サステナビリティマネジメント

私たちは、タムラグループの企業理念であるミッションステートメントを実現し、社会の発展に貢献します。そのためには、私たち一人ひとりがサステナビリティを理解し行動していくことが大切と考え、推進活動を積極的に行っています。


サステナビリティ推進体制
タムラグループでは、「コンプライアンス・倫理」「リスク マネジメント」「人権・労働」「環境」「品質」「社会貢献」の6分野を サステナビリティ領域として戦略の推進に取り組んでいます。
 サステナビリティ領域のガバナンスや推進体制について は、2023年6月にタムラ製作所が監査等委員会設置会社へ 移行したことなどを契機に、全面的な見直しを行い、関連する 会社機関の役割などを再定義しました。(下図参照)
取締役会は、監督機関と位置づけ、サステナビリティに関す る基本方針・戦略の決定とその執行の監督を行います。執行 は、社長を議長とする執行役員会以下の執行部門が担い、具 体的な施策立案やその遂行に責任を有します。ガバナンス体 制の変更後、取締役会での議論に基づき、従来取締役会の諮 問機関として位置づけていた「サステナビリティ経営委員会」 を廃止し、2024年4月に執行役員会の下部委員会として「サ ステナビリティ委員会」を設置しました。これは、執行部門が、 事業戦略だけではなくサステナビリティ戦略も一貫して推進 することを明確にし、その推進力を強化することを意図したも のです。サステナビリティ委員会の構成メンバーは、執行役員 会メンバーと同一です。マテリアリティの推進を含め、部門横断的かつ中長期の課題や施策を適切に議論できるよう、専門 の委員会として運営を開始しました。委員会は原則年2回開 催し、サステナビリティ戦略の進捗を管理するとともに関連議 題を審議の上、執行役員会に報告し、執行役員会は取締役会 に報告を行います。












国連グローバル・コンパクトへの参加
タムラグループは、国連グローバル・コンパクトの10原則を支持することを表明し、2008年に署名いたしました。
人権の保護、不当な労働の排除、環境への対応、腐敗の防止の4分野10原則に関するコミットメントをタムラグループ
行動規範に反映し、活動を継続しています。
国連グローバル・コンパクトへの取り組みについては、こちらをご覧ください。




SDGsへの取り組み
タムラグループは、2015年に国連総会で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)を長期的な視点で国際社会から求められる重要な課題と捉え、SDGsの考え方を経営に統合し取り組みを進めています。

◆基本方針の設定
「タムラグループ行動規範」を改定し、SDGsをグループ全体で取り組むべき課題と位置づけ、その基本方針を定めるとともに、2030年をターゲットとしたサステナビリティ戦略を掲げ、2019年4月から中期経営計画にSDGsを組み込んで推進しています。


SDGsの基本方針(タムラグループ行動規範)

持続可能な社会の実現とタムラグループの持続可能な発展を両立させることが、タムラグループの社会的責任(CSR)であると捉え、SDGsを社会的課題に関する世界の共通言語として認識し、SDGsがもたらす事業機会とその達成に向けて企業が果たすべき責任を理解するとともに、製品・サービス・技術と事業活動を通じて社会課題の解決に貢献します。
SDGs 17の目標



◆社内浸透
グループ全従業員がSDGsを自分ごととして理解し、取り組んでいくために、様々な社内浸透策を推進しています。

社員食堂でサステナブル・シーフード導入
東京事業所・坂戸事業所の社員食堂で、2020年1月より定期的に、サステナブル・シーフードを使用したメニューを提供しています。海洋環境や水産資源に配慮して漁獲、または養殖された持続可能な水産物の国際認証「MSC」「ASC」を取得した食材であるサステナブル・シーフードを選ぶことで、SDGsの一つ「海の豊かさを守ろう」に貢献し、漁獲量を守る生産者を支援する取り組みです。 


         




SDGsバッジ
SDGsを常に意識して業務に取り組み、社外のステークホルダーに当社がSDGsの主旨に賛同し、積極的に取り組んでいることを表明するために、従業員にSDGsバッジを配付しています。



CSRの浸透
倫理や法令を順守し、ステークホルダーの要請等取り組むべき課題を日常の業務の中で実践すべく、役員、従業員⼀⼈ひとりがCSRを理解し、行動することの重要性を周知する取り組みを行っています。

◆コンプライアンス教育
CSR経営の実現には経営層だけでなく、従業員⼀⼈ひとりの意識と感度を⾼めることが不可⽋であり、その重要な⼿段としてコンプライアンス教育を位置づけています。2023年度は以下の教育を実施しました。今後も継続的に取り組み、コンプライアンスへの理解の促進とリスクの低減を図ります。 

2023年度に実施した主なコンプライアンス教育
 ・研修教材(日本語・英語・中国語)を用いた小集団での討議形式研修を、国内外の拠点で実施
 ・特許、安全保障輸出管理、契約、不正競争防止等、法実務に関する研修


◆CSRメールマガジンの配信
⾝近なコンプライアンス違反のニュースやケーススタディ等をわかりやすく解説するCSRメールマガジンを⽉1回配信しています。


◆CSR/SDGs情報サイト
タムラグループのCSR活動を理解する情報源として、社内ネットワーク上に「CSR/SDGs情報サイト」を開設し、CSRやSDGsの入門教育に活用しています。



社外からの評価
   
◆CSR企業ランキング 東洋経済新報社(2023年12月)
「CSR企業ランキング」は、人材活用、環境、企業統治、社会性の「CSR評価」と財務データから「信頼される会社」を見つけるランキングです。
当社は2023年調査の「CSR評価」において、いずれの取り組みも5段階評価(AAA、AA、A、B、C)の最高位格付けAAAを取得しています。

人材活用 環境 企業統治 社会性
AAA AAA AAA AAA




◆CDP(2024年2月)
CDP は、企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを有する国際的な非営利団体です。
当グループは、CDPから8段階(A、A-、B、B-、C、C-、D、D-)のうち、下記の評価を受けました。

・CDP気候変動 2023 : B
・CDP水セキュリティ 2023 : B-

CDP HP

 


◆FTSE Blossom Japan Sector Relative Index(2022年4月)
FTSE Russellにより構築された、各セクターにおいて相対的に環境、社会、ガバナンス(ESG)の対応に優れた日本企業のパフォーマンスを反映するインデックスです。当社はその構成銘柄に選定されています。

詳しくはこちらをご覧ください。

 


◆健康経営優良法人2024(大規模法人部門)に認定
株式会社タムラ製作所は、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に認定されました。
 


◆「心理的安全性AWARD2022」ゴールドリング受賞

株式会社タムラ製作所は、心理的安全性づくりに取り組むチーム・組織を讃える祭典 「心理的安全性AWARD2022」(主催:株式会社ZENTech)において、ゴールドリング賞に選ばれました。 

詳しくはこちらをご覧ください。

 
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