タムラ製作所 InterBEE2018にて「DECTインターカム」を発表
~DECT標準規格(ARIB STD-T101)最新版に準拠した新たなデジタルワイヤレスインカム~

2018/10/01 株式会社タムラ製作所

タムラ製作所(本社:東京都練馬区 代表取締役:田村直樹)は、2018年11月14日(水)~16日(金)に幕張メッセにて開催される展示会 InterBEE2018にて、DECT標準規格(ARIB STD-T101)の最新版である2.0版に準拠した、新しいデジタルワイヤレスインターカム「DECTインターカム」を先行展示致します。

本製品は、従来製品でご好評いただいているシンプルな操作性、多彩な拡張性はそのままに、音質は100Hz~7kHzの帯域を持ち、クリアな会話を可能とします。メインコントローラとアクティブアンテナの接続はLANケーブルで構築することができ、また、光ファイバケーブルを用いることで2.5㎞まで延伸することが可能です。通信エリア間の移動時に発生する再接続時間を無くしたことで、よりシームレスな運用が可能です。また、子機は2グループ聴取でき、それぞれグループ毎のツマミにより直感的な操作が可能です。今後、可搬型システム、子機専用充電パックのラインナップも予定しております。

タムラ製作所のインカムシステムはこれまでに、アナログ方式のワイヤレスインターカム、PHS方式のデジタルワイヤレスインターカムを販売し、放送局、劇場ホールを中心に、工場プラント、競技場、鉄道など多くの市場で、ご利用いただいております。






【 概要 

品名:DECTインターカムシステム
販売開始時期:2019年 春


1.基本構成

「メインコントローラ」 インカムシステムのコントロールを行う
「アクティブアンテナ」 子機との通信を行い、メインコントローラへ情報を有線で伝送
「子機」        アクティブアンテナと通信を行う、ユーザーが使用する機器
「パワーサプライ」   アクティブアンテナを、5台以上接続する際使用する電源装置



2.特長

1)大規模システムの構築が可能
・メインコントローラ1台で最大4グループの通話に対応
・メインコントローラ1台に最大16台のアクティブアンテナが接続可能
 (1系統4台までカスケード接続が可能、最大4系統接続可能)
・アクティブアンテナ1台には10台の子機が接続可能
・メインコントローラとアクティブアンテナ間はLANケーブルを採用
 また光ファイバケーブルを使用して最大2.5kmまでの延長も可能
・1システムに接続可能な同時通話子機は最大60台


2)従来製品の長所を継承し機能を向上
・ 子機は小型軽量、従来機で好評なシンプルな操作性を継承
・ クリアな高音質(音声周波数特性 100Hz~7kHz)
・ シームレスハンドオーバーで途切れの無いスムーズな通話を実現
・ 子機は、2つの通話グループの割り付け・切替え・ボリューム調整が可能
 また1つにPGMを割り付けることも可能


3)従来品との比較
項目
従来製品
本製品
アクティブアンテナ
1台あたりの子機最大接続数
4台 10台
メインコントローラ
1台あたりの通話グループ数
2グループ 4グループ
子機同時聴取グループ数
1グループ 
(ボタン操作にて切り替えが必要)
2グループ
(一斉送話及び独立した音量調節が可能)
音声周波数特性 300Hz~3.5kHz 100Hz~7kHz
エリア移動時の接続方式 ハンドオーバー シームレスハンドオーバー
メインコントローラと
アクティブアンテナ間の距離
音声ケーブル(最大150m)
長距離ユニット使用時(最大800m)
LANケーブル(最大100m)
光ファイバケーブル(最大2.5km)
子機連続使用時間 約8時間 (単3形アルカリ乾電池2本) 約10時間 (単3形アルカリ乾電池2本) 




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社タムラ製作所 経営管理本部 経営支援グループ
TEL03-3978-2031

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