強い加圧も必要ないため、デッドスペースが少なくなり設計の自由度があがり、さらなる高密度な実装も見込める製品です。
また、接合位置がずれてしまった場合も、150℃再加熱をして剥離をした後、アセトンまたはIPAで洗浄して再接合が可能なため、廃棄せずに再度利用できます。
導電性接合材「SAM32シリーズ」の既存製品「SAM32-401E-13」は、ライン/スペースが100μm/100μmに対応したもので、すでにスマートフォンの接合部分、スマートフォン以外のモバイル機器の接合部分の採用実績があります。
開発品では、はんだ粒子の直径をさらに小さいものを使用し、狭スペース対応化するとともに、接着部分が小さくなっても強度がライン/スペースが100μm/100μmの従来品と同等に保てるように改良いたしました。
今後、さらなる薄型化により製品内部の耐性が求められるモバイル機器のフレキシブル基板の接合部分の強化に「SAM32シリーズ」が貢献できると考え、さらなる改良・開発をすすめてまいります。