実装工程の省スペース化・効率化を促進する
デュアルチャンバーN2リフロー装置の性能を開発いたしました
2015/01/14 株式会社タムラ製作所
株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:田村直樹、以下:タムラ)は、同時に、別々の温度設定、スピード設定で実装できるデュアルチャンバーN2リフローを開発いたしました。
モバイル機器や車載など、様々な部品を数多く実装するような現場において、省スペース化・実装時間の短縮化の一助となる製品として、国内外で広く販売してまいります。
【概要】
通常のN2リフローの場合、温度帯・接合に要する時間が違う部品は一緒に実装することができないため、それぞれの温度帯・接合時間にあわせたN2リフローが必要となります。
特に、モバイル機器や車載などは、高温に弱く短時間で接合しなければならない小型部品から、比較的熱が伝わりにくい大きな部品などを同一基板に実装することが多く、生産量を増やす場合は工場を拡大し、それぞれの温度・接合時間にあわせたN2リフローを設置、操作するオペレーターを増やすこととなります。
今回の新製品は、ヒーターをそれぞれのリールに設置し、コンベアスピードも調整できるような仕様にすることで、温度帯・接合にかかる時間帯が異なる部品を同時に1つの装置で実装できるようにいたしました。そのことで、工場の拡張・オペレーターの増員することなく、増産に柔軟に対応できる実装ラインづくりを可能となりました。
【特徴】
① メンテナンス性
清掃を行いやすいように、フードを平行昇降式にいたしました。
② レーンの干渉温度帯
Max250(℃)鉛フリープロファイルと150(℃)ボンド硬化プロファイルで温度干渉をおこしません。
③ フラックス回収を強化
強力な水冷式フラックス回収ユニットを出入口2か所に設置
製品写真:TNV25-588EMT
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社タムラ製作所 経営管理本部 経営支援IRグループ
TEL 03-3978-2031