OFDM方式(直交周波数分割多重方式)デジタルワイヤレスマイクシステムを開発

2014/11/18 株式会社タムラ製作所

  株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:田村直樹)は、日本放送協会様からのご指導の下、株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、代表取締役社長:田村直樹)は、日本放送協会様からのご指導の下、電波法改正に伴う新しいワイヤレス周波数帯域の一つである1.2GHz帯に対応したOFDM方式のA型デジタルワイヤレスマイクシステムを開発いたしました。


【概要】

現在のワイヤレスマイクシステムの伝送方式はアナログタイプが主流となっております。現状、一般的にアナログタイプのほうがデジタル信号に変換する必要がないため、音声の遅延が少ないためです。特にA型は、B型などの他のワイヤレスマイクシステムと違い免許制で、報道や生放送といった場面で使われる場合も多く、それに加え、周波数帯の変更も控えていたためデジタルタイプへの移行が遅れている状況でした。

  携帯電話などの電波の需要増加に対応するため、現行のA型帯域(770-806MHz) 対応のワイヤレスマイクロホンは、2019 年4 月1 日以降は使用できなくなり、新しい周波数帯へ移行されます。総務省は、今回の移行に際し、電波法を改正し、「周波数移行に要する費用を、新たに電波を使用する者が負担し、電波の再編を促進する制度(終了促進措置)」を設けました。そして、新たに電波を使用する者として、携帯電話事業者4社(NTTドコモ、KDDI、沖縄セルラー、ワイモバイル)が認定されました。
  新しい周波数帯域は、テレビホワイトスペース帯470~710MHz、710~714MHz、1.2GHz帯※1があります。
  OFDM方式1.2GHz帯向けのものを開発した背景には、多くのユーザーからの要求が低遅延、高音質であり、その他の周波数帯、テレビホワイトスペース帯470-710MHzは、場所によって使用できない区域があり、中継で使用する場合は制限がでてしまうためです。
  InterBEE2014の弊社展示ブースにおいて、本システムを展示いたします。 

【製品特性】


1 高音質
非圧縮24bit/48kHzでデジタル化した音声を再現するため、高音質を実現できます。

2 優れた電波伝搬
・パルス性雑音に強い
・最大比合成ダイバシティ

3 遅延を最大限に抑えた設計
モード変更なしで1ms以下

4 バッテリー
・ バッテリーマネジメント機能付きリチウムバッテリーを採用し、長時間運用を可能にしました。

  

【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社タムラ製作所 経営管理本部 経営支援・IRグループ
TEL 03-3978-2031
TOP