スマートフォン、車載向けなどの高機能性レジスト・新材料のための
新工場(第二工場)を埼玉県児玉郡に建設・操業開始について

2013/06/12 株式会社タムラ製作所

株式会社タムラ製作所(本社:東京都練馬区、社長:田村直樹)は、フレキシブル基板用ソルダーレジストがスマートフォンの薄型化・小型化・軽量化とともに使用量が増大していることや、車載用ソルダーレジストなどの高機能性なソルダーレジストの需要が増えてきていることを受け、埼玉県児玉郡神川町に所在する当社児玉工場敷地内に、新工場(第2工場)を建設することを決定いたしました。既存製品の増産以外に高機能製品の生産や新製品の量産立ち上げなども行います。2013年10月に完成、2014年4月に稼動予定です。



【本件の目的

近年、スマートフォンやモバイル機器の高性能化とともに薄型化・小型化が加速していく中で、多くのチップ部品・半導体を狭く小さな空間に圧迫なく搭載する技術が必要となってきております。そのため、折り曲げることで搭載面積を多く確保できるフレキシブル基板の使用が多くなってきており、それに伴いタムラ製作所電子化学事業本部で開発・生産しております「フレキシブル基板用ソルダーレジスト」の需要が伸びております。今後、グローバル市場においてスマートフォンの市場は拡大し、様々なターゲット向けの製品が展開されることが予想され、さらなる迅速な市場のニーズへの対応が不可欠となってくると考えております。また、車載のような高機能性と安全性が求められる製品については、このような状況を鑑み、最新の開発製品を最短で製品化・量産化するための生産工場として開発と距離が近く連携がとれる現在の埼玉県児玉郡神川町の敷地内に第二工場を建設するのが適切だと判断いたしました。

新工場完成後は、順次新設備を導入し、2015年には生産能力を現在の2.5倍にまで高める予定です。

タムラ製作所電子化学事業本部では、フラックス技術にはじまり金属粉末技術・樹脂合成技術など長年培ってきた独自技術があります。今後もお客様の「物づくり」に環境性と新しい価値を提供しつづけるために、高度な要素技術が不可欠な化学材料については国内生産し、今後も日本での「物づくり」にこだわるとともに、地域社会にも貢献してまいります。



【工場外観完成イメージ





【新工場の概要

 名称 タムラ製作所 児玉第二工場
 所在地
 埼玉県児玉郡
 新棟敷地面積 5,293.6 ㎡
 新棟建築面積
 1,769.97 ㎡
 延床面積 6,904.74㎡ (鉄骨4階建)
 生産品目 フレキシブル基板向けソルダーレジスト
 車載用ソルダーレジスト 他




【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社タムラ製作所 コーポレート情報統括部 広報担当
TEL 03-3978-2012
TOP