開発品を量産するための技術開発
タムラを初めて知ったのは、大学の就活セミナーに参加したときです。私たちが普段使用し身近な電気機器にタムラの製品が使われていることに興味を持ち、入社を決めました。
私が所属する製造技術グループは、開発部門が決定したソルダーペーストの新配合を量産化につなげる重要な役割を担っています。私が主に担当しているのは、車載用ソルダーペーストの量産試作です。ソルダーペーストは、開発段階では少量試作にて配合を検討し、各種特性の評価を行っております。開発部門の少量試作にて決定した新配合のソルダーペーストを大量生産するために、量産試作を行います。各種製造設備の条件決定など、高品質な製品を低コストで効率よく量産する条件の確立が量産試作の主な業務です。
その中で、例えば今回量産を行うソルダーペーストに配合されている複数の有機材料がどのように反応するのかといったことを開発担当者に質問する時に、大学で学んだ化学の知識が役立ちます。一方、製造設備や機械に関する知識は、入社後に一から覚えていきました。新人でも重要な仕事を任せてもらえるので、とても充実しています。