パワーエレクトロニクスとは、エネルギーを高効率に変換する技術です。持続可能な社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの拡大と、エネルギー効率の改善は世界的な課題となっています。
タムラでは、再生可能エネルギー市場に向けて、風力発電や送配電で使用される大型トランス・リアクタをグローバルに展開。また、工場、家電、交通などの分野における、自動化や環境対応の進展の中で、モーター制御のインバータに用いられるリアクタや、電流を測定する電流センサ、パワー半導体の駆動に用いられるゲートドライバモジュールなど、エネルギー効率の改善に寄与するパワーエレクトロニクスを推進しています。

いま、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車などエコカーのニーズが世界的に高まり、車社会の主流となりつつあります。
タムラは、エコカーの燃費・環境性能をはじめ、走行性能や加速性能を高めるために欠かせない部品、材料、実装装置など一連の製品を自社で開発し、車載市場をリードしています。エンジンルーム内の厳しい搭載環境でも優れた性能を発揮する、信頼性の高さが強みです。
今後も、幅広い車載関連製品のさらなる進化に挑むとともに、生産体制を大幅に拡充。エコカーの性能向上や本格的な普及を、タムラの卓越した技術力で支えていきます。

これから先、飛躍的な成長が期待される市場の一つがIoTです。
タムラは、放送・通信の分野でオンリーワン技術を蓄積。日本のテレビ局のメインスタジオで使用される放送用音声調整卓（ミキサー）の多くはタムラ製です。
また、次世代通信規格（5G）スマートフォンやタブレット型情報端末など、多機能化が進む電子デバイス用の化学材料についても、高性能・高品質な製品を送り出していきます。
さらに、超高画質の4K・8K映像に対応するオーディオ通信技術、高速・大容量通信が可能な新しい近距離無線技術、高齢化社会を支える見守りセンシング技術など、IoTの最先端を走っていきます。