制定されたばかりの育休制度を利用
私が最初に配属されたのは営業部門。コミュニケーションレベルですが、英語力を活かして材料の貿易業務を担当しました。入社4年目の2000年に、産休・育休を計1年3か月取得。当時は世の中が子育て支援に目を向け始めた過渡期で、タムラでも担当者が熱心に取り組んでくれて、制定されたばかりの育休制度を利用することができました。私の世代以降は、出産後も多くの女性が職場復帰して働いています。
私が最初に配属されたのは営業部門。コミュニケーションレベルですが、英語力を活かして材料の貿易業務を担当しました。入社4年目の2000年に、産休・育休を計1年3か月取得。当時は世の中が子育て支援に目を向け始めた過渡期で、タムラでも担当者が熱心に取り組んでくれて、制定されたばかりの育休制度を利用することができました。私の世代以降は、出産後も多くの女性が職場復帰して働いています。
育児期は子どもの急病などで呼び出されることも多く、当時の私は「今日片付けられる仕事は終わらせる」「未来の仕事もできる限り片付ける」「職場の仲間と常に良好な関係を保つ」「極力会社を休まずにすむよう夫の理解と協力を得る」「身内に頼れる環境を用意する」など、自分なりに対策を立てていました。会社の制度を利用する側の私たちも、工夫や配慮を怠らず、休む時は職場の仲間に「ありがとう」「ごめんなさい」という気持ちを伝えることが大切だと考えています。
また、残業や海外出張の際は、子どもに「保育園でたくさん遊べて良かったね」「お土産は何にする?」など、明るく前向きに接してきました。家族と接する時間が短い分、濃密な時間を過ごせたと思います。
仕事の面では、産休・育休取得後、電子部品事業の営業アシスタントとして復帰。その後、営業管理(月次)の経験を活かして計数のシステム管理を提案し、ICTグループへ異動。現在は企業経営の中枢を担う基幹系システムの管理・経営事業計数管理の企画/提案を担っています。2015年に管理職に就いてからは、会社の財産である「人財」育成の重要性を意識するようになりました。今後は次世代育成も視野に、現在の職務を遂行してタムラの発展に貢献したいと考えています。
ワークライフバランスを振り返ると、会社にいる時間が多くを占めますが、私にとって「何のために働くか」の答えは、「自分のため、家庭のため」です。家庭を第一に考えながら、仕事に全力を尽くし、自分らしい管理職像を作っていければと思っています。
大学時代に工学部でセラミックの合成に取り組み、入社後は圧電セラミックの研究開発を担当。その後、2度の産休・育休を挟み、通信用アダプタの研究開発へと仕事の幅を広げてきました。
タムラは産休・育休の制度が充実しており、産前は出産予定日の7週間、育休は最長2年取ることができます。職場復帰後は、育児短時間勤務で通常より1日2時間、勤務を短縮しながら働けます。
仕事と育児を両立できるのは、会社の制度に加え、職場の理解に支えられているから。私の退社時間が迫ると、上司や同僚が「そろそろ時間だよ」と気遣ってくれて、残業することなく帰宅できます。また、子どもの行事や急な体調不良の時も、気後れせずに休むことができます。
私自身が心掛けているのは、仕事と家庭で頭を切り替えることです。会社では仕事に集中し、帰宅後は家族との時間をしっかり楽しむ。そうすることで、自分にも周囲にもプラスになります。
平日と休日もメリハリをつけています。夫婦でそれぞれ地域のバレーボールチームに所属し、休日は子どもを連れて練習や試合で汗を流します。また、キャンプやスノーボード、地域のイベントなど、家族や地域の方々との時間を大切に過ごしています。
入社後の9年間のうち、産休・育休で計2年間のブランクがありますが、技術者として不利になることなく、開発職を続けることができました。仕事で自分なりに改善点を見つけて提案できるようになり、面白みが増しています。今後も与えられた目の前の仕事に一生懸命取り組み、幅広い経験を成長の糧にしていきたいと思います。
2017年には育児短時間勤務の期間が延長され、子どもが小学校3年生の年度末まで利用できるようになりました。心に余裕が生まれ、安心して仕事を続けていけます。タムラは、子育てしながら働ける環境を大切に考えてくれています。