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人を知る

What's inside? 達成感を味わえる。

電子機器の心臓部であるプリント基板の回路を保護するソルダーレジスト。
求められる特性を満たすため、どの材料を組み合わせるか。探り当てるのは大変だけど面白い。
若いうちから自分で考えて実験をするチャンスが与えられ、成長できる職場です。

A.Ito
《2022年入社》

電子化学実装
機能性材料開発

暮らしを豊かにする製品を開発したい

 大学院で有機化学を専攻した私は、化学の知識を活かせる研究開発職を志望していました。メーカーを中心に検討する中でタムラを知り、その製品が幅広い業界で採用されていることに魅力を感じました。面接で、「自分が開発した製品で、多くの人の暮らしを豊かにしたい」という気持ちを伝えたとき、「タムラならそれができますよ」という力強い言葉をいただいたのが印象に残っています。もう一つ、『中身が大事』というキャッチフレーズが心に響きました。見えないところで社会を支える製品の大切さとともに、社員に対しても成果だけでなく努力の過程を大切に見てくれる会社だと感じ、入社を決めました。
 仕事は一から覚えることがほとんどですが、大学院で学んだ知識が業務とつながったときはとても楽しく、この仕事に就いて良かったと心から思います。

スマートフォン向けのソルダーレジストを開発

 入社後は、ソルダーレジストの開発に携わっています。まず座学で全体像を学び、その後上司や先輩のもとで少しずつ業務を経験していきました。仕事を覚えるため、私なりに心がけていることがあります。一つは説明されたことはメモを取り、後でノートにまとめて自分なりの“取説”を作ること。もう一つは分からないことをそのままにせず、上司や先輩にどんどん質問することです。
 私が携わっているのは主にスマートフォンの基板に使われるソルダーレジストの開発です。折り曲げられるタイプのフレキシブル基板用の製品のため、ソルダーレジストにも折り曲げ性と耐熱性が求められます。しかしその2つの性質は、一方が良くなると一方が悪くなるという背反関係にあるので苦労しました。壁にぶつかったときは、チームの垣根を越えて他部署の方にも教えてもらいながら開発を進めています。

仕事を任される喜びと達成感

 私が所属するチームは、自立した研究開発者を育てようという雰囲気があります。入社1年目の冬には、早くも既存製品をベースとした改良製品の開発を一人で行うチャンスを与えられ、「いよいよ自分で考えた通りに実験を進められる」と、うれしくてワクワクしました。ソルダーレジストは配合する材料の組み合わせで様々な特性が変化するため、多くの試作を行います。試作は、まず必要な材料を選んでフィルムタイプのレジストを作ります。それを基板に張り付け、露光、現像、熱硬化などの工程を経て、評価・考察へと進みます。その一連の開発をやりきり製品化までたどり着いたときの達成感は忘れられません。スキルアップにつながり、また自分の知識不足に気づけたことも収穫でした。
 今後の目標は、自分が中心となって製品開発ができるような人材に成長することです。そして将来的には、今までにない特性を持つソルダーレジストをゼロから生み出してみたいと思っています。

ココがタムラの魅力!

理想のワークライフバランスの実現

私は社会人になったら仕事メインの生活ではなく、音楽や旅行など趣味を楽しむ時間も大切にしたいと考えていました。その点、タムラは有給休暇が取りやすい環境だと感じています。リフレッシュ休暇もあるので、音楽や旅行の計画が立てやすく、日々の疲れを癒すことができます。