化学を使ってモノづくりがしたい
大学院で応用化学を専攻し、「化学を使って身近な製品を開発したい」と考えていた私にとって、タムラの事業内容はとても魅力的でした。特に興味を引かれたのは、タムラの製品が自動車やスマートフォンなど日常に欠かせないものに幅広く使われていること。もう1つは、大学の研究テーマとタムラのソルダーレジストが、「光」というキーワードで共通していたことです。面接を受けたとき、「開発の仕事ができますよ」と声をかけていただき、迷わず入社を決めました。
大学の研究室と企業の開発業務はどう違うのか、最初は手探り状態でした。一番の違いは、企業にはお客様がいるためスケジュール管理が厳格な点です。一方で、分析装置の扱いや、基本的な研究の進め方などは共通点があります。実験はうまくいかないことの方が多いけれど、その原因を突き止め、解決策を考えるのは面白いもの。開発職には学ぶ楽しさがあると、日々実感しています。