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人を知る

好きなことが仕事になる。

放送局で使われる音声調整卓(ミキサー)には、たくさんの機能が詰まっています。
目標は、お客様の求める機能を満たし、使いやすさを重視したソフトウェア設計。
実装した機能が放送の現場でうまく動作しているのを見ると感動します。

K.Fujiyoshi
《2020年入社》

情報機器
ソフトウェア設計

インターンで興味を持った音声調整卓

 大学院までずっと九州の実家に住んでいたので、就職を機に独り立ちし、できれば首都圏で働きたいと思っていました。私の希望を知る研究室の教授が紹介してくれたのが、タムラです。インターンに参加して幅広い製品があることを知り、中でも特に興味を引かれたのが音声調整卓でした。理由はシンプルで、音楽を聴くことが好きだったからです。ただ、面接では音楽の話をせず、大学院で電磁波を使った研究をしたことや、ソースコード(プログラミング言語で書かれたテキスト)を作成した経験をアピールしました。結果的に音声調整卓の開発をする部署に配属が決まったときは、とてもうれしかったです。
 私が入社したのは、コロナ禍であまり出社できなかった時期です。その後、出社して上司や先輩に会ったり音声調整卓に触れたりすることができるようになり、仕事の楽しさを実感しました。

使いやすさとメンテナンスのしやすさがポイント

 入社後は音声調整卓のソフトウェア設計・開発業務に携わっています。音声調整卓とは、音声の制御や操作を行う卓のことで、様々な機能を組み合わせたシステム製品です。生放送向けと、中継車向けに小型化した製品があり、私はその両方を手がけています。音声調整卓にはたくさんのマイクを操作する機能がありますが、例えば「マイクを1つずつ設定できるようにしたい」「複数のマイクを一括で設定できるようにしたい」など、お客様からさまざまな要望が寄せられます。そうしたお客様の求める機能を実現し、さらに今後の機能追加などを見据えて、メンテナンスをしやすいように設計するのがポイントです。また、急に使用感が変わるとお客様にとってデメリットとなるため、機能は増やしても見た目や使い勝手を大きく変えないように配慮しています。

放送を陰で支える責任を実感

 自分の手がけた音声調整卓が放送の現場でどのように使われているのか、テレビ局で見学をしたとき、音声調整卓の一つひとつの機能の大切さとともに、放送を陰で支える責任の大きさを実感しました。最悪の事態は、放送が止まってしまうこと。絶対にそうならないよう、何か問題が起きてもリカバリーが効くようにソフトウェアを組んでいます。
 ソフトウェアの設計は入社後に一から学び、最初は分からないことだらけでしたが、上司や先輩に相談するとすぐに答えを返してくれました。どんな意見も頭から否定することなく、「こういう問題があるね」「こういうふうに修正してみたら?」などと方向性を示してくれるので、とても感謝しています。いま個人的には、音声処理にAIを活用できないか興味があります。技術の発展に取り残されないよう常に新しい知識を吸収し、技術者として成長していくのが目標です。

ココがタムラの魅力!

事業の柱が3つあり、安定感のある会社

タムラの事業は、電子部品・電子化学実装・情報機器という3本柱があり、仮に一つの部門で売り上げが芳しくない時期があっても、他の部門でカバーできるため安定感があり、安心して長く働くことができます。また、いろいろな部門があるため、自分がやりたいことを見つけやすい会社です。