理想のワークライフバランス

　就職活動でB to B企業を中心に情報収集を行い、暮らしや産業を下支えするタムラの製品が、幅広い業界で必要とされていることを知りました。その技術を側面から支えるために、大学で学んだ経営学や会計学を役立てたいと思ったのが志望動機です。入社の決め手は、社員の温かさ。長く働くには、やはり人間関係が一番大切だと思ったからです。
　入社前の唯一の不安は、通勤時間が１時間以上かかること。しかし、残業が少なく、テレワークの導入や上司の配慮にも支えられ、すぐに不安は解消しました。経理の仕事を覚えながら、入社後の「チャレンジ目標」として簿記の資格取得を目指しています。帰宅後に資格取得のための勉強時間を無理なく確保でき、理想のワークライフバランスを保っています。

　現在は財務グループの債権セクションに所属し、会社の売上に対する入金額の確認作業、売掛金や得意先情報の管理、受取手形の集計などをしています。経理の仕事は、パソコンに向かって数字を確認する作業が多いため、集中力が必要です。私は徐々に仕事量が増えた時期に、小さなミスを重ねたことがありました。先輩や上司がフォローしてくれますが、自分でも反省し、大切なことは必ずメモに残して見返すようにしています。
　仕事に慣れるにつれ、仕訳記帳作業で使用するコード（科目や部門情報に振り分けられた数字）を覚えたり、エクセルの操作や電卓を打つ速度が上がったりして、作業がスピードアップ。最初の頃に２時間かかっていた作業を、45分まで短縮することができました。もちろん、経理はスピードと正確さの両方が大切。１か月かけて処理したものを月末に計算して確認する作業がありますが、数字がピタリと合うと達成感があります。

　タムラには成長できる環境があります。例えば、疑問に思ったことを上司や先輩に相談すると、必ず手を止めて理解できるまで親身に対応してくれます。単に質問に答えるだけでなく、プラスアルファの知識まで教えてくれて、時には自分が考えていなかったリスクに気づかせてくれることも。その安心感は何よりも大きいですね。また、週１回の会議では、新人の私も自分の意見をのびのびと伝えることができます。
　他にも、さまざまな面で働きやすさを感じています。まず、業務を調整して希望する時に有給休暇を取りやすいこと。休日の計画が立てやすく、時には三連休にして旅行を楽しんでいます。また、産休・育休制度を利用して働いている女性社員が多く、仕事と育児を両立している姿はとても素敵です。働きやすい制度がしっかりしているからこそ、女性社員が増えているのだと思います。