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人を知る

What's inside? 形になるよろこび。

電源トランスは電圧の大きさを変える変圧器のことで、電気製品に欠かせない部品です。
希望が叶い、産業機械系向けの電源トランスの設計を担当。
製図ソフトで設計したものが実際の形になる瞬間は、いつも感激します。

A.Hasegawa
《2021年入社》

電子部品
電気設計

産業機械系向けの電源トランスを設計

 私が高校・大学と電気電子工学を専攻したのは、将来性がある分野だと思ったからです。就職活動で最も重視したのは仕事内容。電気の知識を活かせる設計職に就きたいと希望し、タムラに入社しました。
 現在は希望通り、電気設計の仕事をしています。電源トランスは、電圧をそれぞれの電気製品が必要とする大きさに変えるための部品です。具体的な仕事の流れは、まずお客様の要望に沿って電源トランスのサイズを計算し、製図ソフトで設計書を作成して工場で試作品を製作。その試作品を通電させ、電気的な負荷をかけたり温度を上げたりして試験を行い、設計通りの特性が出るかどうか確認します。何度も作り直す場合もありますが、自分の設計したものが試作品という形になって現れ、さらに量産化まで進んだときは達成感があります。

品質とコストを追求し信頼に応えたい

 タムラでは設計から量産まで、一つの製品をつくりあげ世の中に送り出すまでのプロセスに関わることができます。また、電源トランスだけを見ても、家電製品に使われる手のひらサイズから、産業機械に使われる70kgを超えるものまで、幅広い製品を扱っています。そのため、仕事を通してさまざまな経験を積むことができ、自ずと考える力やスキルが養われます。
 タムラの製品は市場から高く評価されていますが、最近は価格が安い海外製品が市場に出回り、コスト競争が厳しさを増しています。そうした中でも「製品のパフォーマンスが良い」「多少値段が高くても特性を良くしたい」というお客様が、タムラの電源トランスを選んでくださいます。その信頼に応え続けるためにも、品質を維持しながらなるべくコストを抑え、さらに競争力を高めようと挑んでいます。

技術者に必要な慎重さと自発性

 私は新人のころ、上司から「心配性だね」と言われたことがあります。というのも、例えば試作品の特性試験で大きな電圧をかけるときに、高額な測定器を壊したりしないか心配になり、「本当にこれで大丈夫ですか?」と何度も確認していたからです。それができたのも、質問しやすい雰囲気があるから。同じ部署の上司や先輩、同僚はみんな話しやすく、質問に丁寧に答えてくれて、分からないときは一緒に調べてくれます。いまは後輩の相談にのることもありますが、装置を壊す前に何でも質問してもらったほうがありがたいし、心配性なくらいがちょうど良いと感じています。
 私自身、まだ一から十まで自分の力でできるわけではありませんが、いろいろな経験を積み、今よりも自分で考えて行動できるようになりたいと思っています。そして、自分が設計したものを一つでも多く量産化につなげることを目指していきます。

ココがタムラの魅力!

他部署との交流で知識が深まる

タムラは仕事を通して知識を深めていける会社です。電気設計職は、機構開発や生産技術、営業など他部署と関わる機会が多く、その交流からも新しい知識が得られます。また、日頃から意見を交わす中で「聞く力」「伝える力」も身につきます。