L18P ファミリの紹介
L18P ファミリは磁気比例式の電流センサで、派生5シリーズ及び後継機種を含めて6シリーズ×10機種の60機種あります。
・1シリーズ10機種で定格電流 3 ~ 60 A 対応。
・各シリーズの構造はピンコンパチ設計にしており、基板レイアウトは共通。
・一体成型ボビン寸法は各シリーズとも共通で、磁性体コアはパーマロイ。
シリーズ | 記号 | L18Pxxx D15 |
L18Pxxx D15-OP |
L18Pxxx D15AHV |
L18Pxxx S05 |
L18Pxxx S05R |
L18Pxxx S12 |
電源電圧 | Vcc | ±15V | +5V | +5V | +12V | ||
出力電圧 | Vo | 4V±0.040V (xxx:003-030) | Vof +1.5V±0.045V | Vof +0.625V±0.045V | Vof +1.5V±0.045V | ||
オフセット | Vof | 0V±0.040V (3~30A) | Vcc/2 ±0.035V | 2.5V ±0.035V | 2.5V ±0.035V | ||
飽和電流 | Ifmax | ≧ If * 3 | ≧ If * 1.5 | ≧ If * 3 | ≧ If * 1.25 | ||
構造 | 同一構造/同一パターンレイアウト | ||||||
備考 | ベース モデル 生産終了 予定品 |
後継 モデル |
耐硫化 モデル (抵抗:一般品) dv/dt改善 モデル |
Vof レシオメトリック |
Vof固定 | Vof固定 | |
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スペックシート |
飽和電流:本機種につきましては、出力理論値からのずれが10%を超える被測定電流値を示します。
<Q&A>
Q. 飽和電流値を超える電流を流してもよいですか?
A. 飽和電流以上の電流を流しても、すぐに壊れることはございません。
コイル/バスバーの発熱により常時流せる電流は定格電流までです。
Q. ACで使用できますか?
A. 使用可能です。ただし、高周波でご使用の場合、鉄損によりコアが発熱しますので、実機での確認が必要です。
Q. 1次-2次間の沿面距離/空間距離について
A. コイル型の空間距離及び沿面距離は、最小で9.2mmです。
バスバー型は、最小空間距離7.9mm、最小沿面距離は9.2mmです。
Q. L18P***D15の故障率/MTBFについて
A. 故障率:496.4FIT/MTBF:2014.4 khrs
(算出条件:MIL-HDBK-217F 部品点数法, 環境条件:GB)
Q. 出力インピーダンス
A.代表としてL18P***D15-OPの出力回路部は下記の通りです。製品内部の出力端子には抵抗51Ωが直列接続されており、外部負荷抵抗により出力電圧が少々変動します。製品仕様は負荷抵抗10kΩ時の特性です。