特性規定と測定方法
主な仕様特性を以下に示します。各特性は周囲温度25℃、仕様電源電圧(誤差±1%以下)を印加した状態で規定します。尚、一部の機種は、同測定条件以外で規定されるものがあります。
1. 定格電流
出力温度特性及び直線性を保証している被測定電流値を示します。
2. 飽和電流
出力理論値からのずれが5%を超える被測定電流値を示します。
*L18Pシリーズについては、10%です。
3. 定格出力電圧
被測定電流として定格電流を印加したときの出力電圧(出力電流)を示します。
4. オフセット出力
被測定電流は0A時の出力電圧(出力電流)を示します。尚、製品を消磁後の値とします。
5. 出力直線性
定格電流値を最大電流とした4ポイント(25%、50%、75%、100%)の各出力電圧(出力電流)にて近似直線を求め、各ポイントの最大誤差を示します。
*本規定に従っていない機種については、個別データシートに記載有り。
6. di/dt 応答速度
被測定電流としてパルス電流を印加したときの、出力応答時間(ΔT)を示します。 なお、ΔTは入力波形 10%-出力波形の90%変化点の時間差で表します。
入力パルス電流の立ち上がり時間の関係で、大電流製品とS**シリーズについては入力波形 90%-出力波形の90%変化点の時間差とします。
7. 出力温度特性
オフセット出力を差し引いた定格出力について、25℃基準とした1℃あたりの温度変化率を示します。
8. オフセット温度特性
オフセット出力について、25℃基準とした1℃あたりの温度変化率を示します。
9. ヒステリシス誤差
オフセット出力と一次定格を印加後に再度0Aにした時の出力差